EMC試験

外部へ電磁波の妨害を与えず、同様に外部からも影響されない能力の検証・対策

  • Electromagnetic Compatibility Test     
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  • EMC시험

EMCとは、電磁両立性と訳され、他の機器に許容できないような電磁妨害(ノイズ)を与えず、かつ、そのような電磁波の環境においても満足に機能する機器又はシステムの能力・耐性のことである。つまり、「機器と外部の電磁波の関係を、外部への妨害を与えない能力と妨害を受けても影響されない耐性の二つの面からとらえる」となる。この能力・耐性を検証して、対策するために各種試験を行わなければならないが、総称してEMC試験という。試験は10項目以上に及ぶ。

EMCの種類は周波数によって異なり、信号線などを通じて発生する9kHzから30MHzの周波数範囲については、CISPR(国際無線障害特別委員会)、FCC(米国:連邦通信委員会)、VCCI(日本:旧情報処理装置等電波障害自主規制協議会)などが規格を公開している。

これに対して、商用電源が接続される電源ポートにおける電源電圧変動や高調波の重畳などは、商用電源の40次あるいは50次の高調波上限となる比較的低い周波数のEMCである。これらを「低周波のEMC」と呼ぶ。「低周波のEMC」はIEC(国際電気標準会議)やJIS(日本産業規格)が規格を公開している。

図 EMCはどんなものから成り立っているか

Topics  電源ポートのEMC試験

ほとんどの電気電子機器は、開発段階でEMC試験を行います。
試験方法は、国際規格(IEC 61000-3シリーズ、IEC 61000-4シリーズ、CISPR 16シリーズ等)で決められていて、世界共通です。
外部に出す電磁妨害(ノイズ)のことをエミッション(EMI:Electromagnetic Interference)といいます。電源ポート(機器の電源入力端子)のエミッション試験には、高調波電流とフリッカがあります。
電磁妨害(ノイズ)に影響されない能力をイミュニティ(EMS:Electromagnetic Susceptibility)といいます。電源ポートのイミュニティ試験には、電圧ディップ試験があります。

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