PFC回路

高調波規制などにより、近年のAC入力電源にはPFC回路が搭載されています。
昇圧方式PFC回路の出力、つまり後段のDC-DCコンバータへの入力電圧は、一般にDC 380V〜400V程度です。PFC回路の測定を行う場合は、測定器がこのような高電圧に対応する必要があります。
周波数特性分析器 FRA51615 / FRA51602は最大入力電圧600Vで、高電圧出力回路のループ・ゲイン測定が可能です。

ループ・ゲイン測定の詳細については、技術資料「周波数特性測定によるスイッチング電源の安定性評価」を御覧ください。

測定対象

AC入力電源(PFC回路搭載)

  • 入力電圧範囲:85Vac~265Vac
  • 最大出力電圧:24Vdc
  • 最大電流:6.3A
  • スイッチング周波数:120kHz

実測例

測定ブロック図

右の図のように、負帰還回路の一部を変更して、信号を注入します。

  • 注入抵抗:100Ω
  • 注入信号:1V
  • スイープ周波数:0.1Hz ~100Hz

測定結果
  • 位相余裕:13deg
  • クロスオーバ周波数:12Hz

ポイント

  • PFC回路ではDC-DCコンバータに比べて、一般にクロスオーバ周波数は低くなります。
  • PFC回路は高電圧出力であることが多く、測定器以外のケーブル等にも注意が必要です。高圧に対応した高耐圧クリップセットなどを使用してください。

PA-001-3746 高耐圧クリップセット

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