反転出力 DC-DCコンバータ(負の出力電圧)
多くの産業用センサー、メータ機器、精密機器、医療用機器の内部回路において、正の電圧と負の電圧の両方が必要です。
負の電圧を出力する電源回路のループ・ゲイン測定においては、基準電位はGNDとは限りません。制御ICの内部回路を見て判断する必要があります。
ループ・ゲイン測定の詳細については、技術資料「周波数特性測定によるスイッチング電源の安定性評価」を御覧ください。
測定対象
反転出力DC-DCコンバータ
- 出力電圧:-0.9V~-36V
- 最大出力電流:1A
- 最大スイッチング周波数:2.2MHz

実測例
測定ブロック図
右図のように、負帰還回路の一部に信号を注入しますが、測定するCH1およびCH2の測定基準は、制御ICの電位基準(ここではSOUT)に結線します。この制御ICは、SOUT端子とFB端子の間の電圧が一定になるよう動作します。
- 注入抵抗:50Ω
- 注入信号:100mV

測定結果
- 位相余裕:75.6deg
- クロスオーバー周波数:17.7kHz

ポイント
負電圧出力回路は、正電圧出力とは基準電位が異なることが多く、接続ミスが起きやすいです。測定プローブの結線には注意を払う必要があります。