特別セッション

再生可能エネルギー有効活用のための電力・水素複合エネルギー貯蔵システム
2月4日(木) 13:00〜14:15
東北大学大学院 工学研究科 教授
津田 理 氏
昨秋に宣言された「2050 年温室効果ガス排出量実質ゼロ」というチャレンジングな目標達成には再生可能エネルギーの有効活用が不可欠だが、これには再生可能エネルギー源の出力変動補償を含めた電力の需給バランス調整が鍵となる。
これに対し、NEDO「水素社会構築技術開発事業」において、即応性に優れる電力貯蔵装置と大容量性に優れる水素貯蔵システムを組み合わせた「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム」のモデルシステムを仙台市浄水場に構築し、大規模災害による長期停電を想定した72 時間連続運転試験を通じてシステムの有効性を検証してきた。
本講演では、同事業での研究成果と今後の展望について紹介する。
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