技術情報
スプリアスとは、意図して出力する信号以外の成分全体を指す場合もあるが、一般的には、特定可能なクロストークや電源カップリングなど、ランダムノイズではない不要信号成分のことをいう。 信号発生器におけるスプリアスには、高調波スプリアスと非高調波スプリアスがあり、高調波スプリアスは基本波の整数倍の成分で、全高調波歪率に直接関係する。非高調波スプリアスは、信号発生器内部のCPUクロックや電源スイッチングパルス等、基本波とは整数比関係ではない成分を指す。
図1 不要信号の成分
図2 正弦波出力時のスペクトラム図
信号発生器のスプリアス性能は、一般的にキャリア(意図して出力している信号)とスプリアス成分との比をデシベルで表す。単位は[dBc](ディービーシー)を用いる。 仕様では、出力する周波数帯域をいくつかに分割し、その帯域ごとに定義する。 例えば、1MHz以下では-60dBc以下、1MHz~10MHzでは-50dBc以下のように表す。