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バイポーラ電源と聞いて、「第2、第4象限で吸収した電力はどこに行くのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
この疑問に対する回答は、大きく3つに分かれます。
1. リニアアンプ方式バイポーラ電源の場合は、内部素子で熱として損失させる。
2. スイッチングアンプ方式バイポーラ電源の場合で、内部の直流電源*1が電力を系統に回生*2できない場合は、吸収した電力を抵抗などで熱として損失させる。
(モータ用インバータでいうブレーキ抵抗が同じ役目といえます。)
3. スイッチングアンプ方式バイポーラ電源の場合で、内部の直流電源が系統に電力回生可能な場合は、系統に回生する。
具体的には、高速応答が要求される場合はリニアアンプ方式で、大電力を扱うものは2.または3.の方式で実現することが多いです。
電力を吸収できるという点では、電子負荷もバイポーラ電源と同じです。CC(定電流)モードが使えるバイポーラ電源は、使い方によっては電子負荷にもなります。
それならば、その逆、電子負荷はバイポーラ電源として使用できるのでしょうか?
受動素子負荷(例えば抵抗負荷)が電力の供給源にはならないのと同様に、多くの電子負荷は相手に電力を供給できない形になっており、第1及び第3象限での動作は限られたものになります。
したがってほとんどの場合、電子負荷はバイポーラ電源とはならない、ということになります。
*1:内部の直流電源
系統から得た交流を、アンプ部の電源として必要な直流に変換している部分です。
*2:回生
ここでは、系統へ電力を戻す意味として使用しています。ちなみに、通常の電力供給を受ける場合は、力行(りっこう)といいます。
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