プログラム制御事例(Visual Basic 2005) ファンクションジェネレータ「WF1973/WF1974」を,プログラム(VisualBasic2005)で制御する事例をご紹介します。 ○VisualBasic2005の「参照の追加」にて,「VISA COM 3.0 Type Libray」をプロジェクトに追加してください。 ○最初に,VISAのResourceManagerオブジェクト"rm"を作成します。 'VISAのResourceManagerオブジェクトを作成 Dim rm As New Ivi.Visa.Interop.ResourceManager Dim accessMode As Ivi.Visa.Interop.AccessMode = Ivi.Visa.Interop.AccessMode.NO_LOCK ○各変数の宣言と設定を行います。変数serialには,制御対象となるファンクションジェネレータの製造番号(7桁)を代入します。 Dim serial As String = "0123456" 'ファンクションジェネレータの製造番号 Dim timeOut As Integer = 0 Dim optionString As String = "" ○USB-TMCを使用する場合は,rm.Openの最初の引数を"USB0::0x0D4A::0xnnnn::"のように与えます。WF1973の場合は,nnnnを000D, WF1974の場合は,nnnnを 000Eとしてください。なお,0x0D4A(16進表記)はエヌエフのベンダー番号,0x000D(WF1973)/0x000E(WF1974)はファンクションジェネレータのプロダクト番号です。 'デバイス(WF1973)と接続【USB-TMC】 Dim msg As Ivi.Visa.Interop.IMessage = CType( _ rm.Open("USB0::0x0D4A::0x000D::" & serial & "::INSTR", _ 'WF1974の場合は000Dを000Eにする accessMode, _ timeOut, _ optionString), _ Ivi.Visa.Interop.IMessage) ○GPIBを使用する場合は,rm.Openの最初の引数を"GPIB0::2::INSTR"のように与えます。この例では,ファンクションジェネレータのGPIBアドレスを2に設定しています。 'デバイス(WF1973/WF1974)と接続【GPIB】 Dim msg As Ivi.Visa.Interop.IMessage = CType( _ rm.Open("GPIB0::2::INSTR" & serial & "::INSTR", _ accessMode, _ timeOut, _ optionString), _ Ivi.Visa.Interop.IMessage) ○設定コマンドを与えます。この例では,まず周波数を5kHzに設定した後,その値を問い合わせています。 '周波数を5.0kHzに設定し,値を問い合わせる msg.WriteString(":FREQ 5000;:FREQ?" & vbLf) Console.WriteLine(msg.ReadString(256)) ○最後に,デバイスを閉じる操作を行います。 'デバイスを閉じる msg.Close() 以上