信号発生器
WF1973/WF1974
シーケンス機能
任意波形
変調
スイープ
バースト
出力
外部制御
従来のWAVE FACTORYとの比較・互換性
一組のシーケンス内では、波形を途切れることなく出力できますが、保存している複数の組を連続的に出力することはできません。
一つの組を呼び出して、コンパイル(実行形式に変換)してからシーケンスを開始します。このため、コンパイル中は波形が途切れます。
イベントブランチをONに設定すると、ソフトキーまたはマルチ入出力コネクタからのイベントブランチ入力で直ちに指定のステップに移行します。
ステップ0は、シーケンスを開始する前の待機状態のステップです。
ステップ0のステップ時間は、シーケンス開始時にこの時間を待つことなく次のステップ(通常はステップ1)に移行します。
このステップ時間は、 シーケンス終了時にパラメタをスイープさせて終了する場合に有効になります。
WF1973/WF1974の初期設定は、マルチ入出力コネクタからの外部制御を禁止しています。
電圧データを直接読み込んで再生(出力)できます。
ただし、読み込んだデータは、±1の範囲に正規化されますので、本体で出力時には振幅、DCオフセットの調整が必要になります。
229Hz以下です。サンプリングレートは120MS/sなので、120MS/512Kワード=(120×106)/(512´1024)≒229Hz以下で、512Kワードの全データが出力できます。1ワード、1サンプリングの229Hzより低い周波数になると、1ワードを120MS/sで複数回サンプリングして出力することになります。例えば、22.9Hzでは同じデータを10回サンプリングして出力します。つまり、等価的にはサンプリングレートは12MS/sになります。229Hz以上では間引きされ全データを出力することはできません。
波形変更時には、波形メモリのデータを書き換えますので、データ点数に応じて多少の時間を要するため、瞬時には切り換わりません。シーケンス機能では、コンパイル時に使用する波形をすべて波形メモリに納めますので、ステップの変わり目で瞬時に波形が切り換わります。
完全な同期は取れません。下記の制約があります。
・外部トリガ入力(BNC端子):機器間時間差 数10ns程度(開始操作のみ) ・マルチ入出力端子:機器間時間差 2ms程度
出力をONにすると、波形の最初の部分が崩れますがなぜですか?
出力のON/OFF操作は、波形とは非同期に出力のリレー回路によって行われます。このため、波形の最初の部分はリレーのチャタリングで乱れます。
出力部の波形メモリは1個だけのため、波形を切り替えるごとに波形メモリに新たな波形を書き込んでいます。そのため、書き込み時間の間は波形が不連続になります。パネル設定をストアしてリコールした場合も、波形が切り替わると同じ現象が起こります。
シーケンス機能を使えば、コンパイル(実行形式に変換)時に使用する波形をすべて波形メモリに納めますので、ステップの変わり目で瞬時に波形が切り替わります。
一般にプルアップ抵抗は、小さくても1kΩ程度(普通は数kΩ~数10kΩ、WFのトリガ入力のプルアップ抵抗は10kΩ)です。プルアップ抵抗が1kΩだとすると、ロジック入力電圧が0Vのとき、5V/1kΩ=5mAの電流がロジック入力回路から外部へ逆流することになります。この程度の電流を流し込まれてもWF1973/WF1974は破損することはありません。
出力電流は負荷のインピーダンスによって変わります。
例1:負荷インピーダンスが50Ωの場合、出力電流=20Vp-p/(50Ω+50Ω)=200mAp-p
例2:負荷インピーダンスが1Ωの場合、出力電流=20Vp-p/(50Ω+1Ω)=392mAp-p
短絡すれば400mAp-p(=20Vp-p/50Ω)流し続けられます。出力インピーダンスの50Ωが最大出力電流を制限しています。
付属のCDに、VB、VC#、VC++、VBAで書かれた「設定と問い合わせ」のサンプルプログラムが格納されています。参考に、WF1973/WF1974をプログラム(Visual Basic 2005)で制御する事例をご紹介します。
プログラム制御事例 VB2005 (テキスト:2KB)
セレクションガイドをご覧ください。
従来のWAVE FACTORYの外部制御コマンドは、2つのタイプがあります。 ・タイプ1:当社の独自コマンド ・タイプ2:SCPI、IEEE-488.2と一部互換性あり(規格には準拠していない。) WF1973/WF1974はSCPI、IEEE-488.2準拠なので、従来のWAVE FACTORY のタイプ2と一部互換性があります。
WF1973/WF1974の波形振幅分解能の仕様は、約14ビット(36mVp-p以上/開放)です。 従来のWAVE FACTORY は、D/Aコンバータの出力をアナログ的に制御しているので、波形振幅分解能は14/16ビット固定です。 WF1973/WF1974は、D/Aコンバータの入力のディジタル信号を制御しているので、出力レンジ内で振幅を絞ると波形振幅分解能は減少します。 出力レンジのフルスケール振幅において、約15.8ビット、出力レンジフルスケール振幅の0.285倍において、約13.9ビットです。36mVp-pは、最小出力レンジ126.5mVp-pの0.285倍です。
従来のWAVE FACTORYは、マニュアルトリガ発振時に遅延時間の設定が有効ですが、WF1973/WF1974は無効になります。 内部/外部トリガでは遅延時間の設定が有効です。2チャネルで遅延時間の違う波形を出力したい場合は、両チャネルとも外部トリガに設定して、CH2を外部トリガ立ち下がりにし、CH1のバースト同期信号をCH2のトリガ入力に供給することにより、CH1のマニュアルトリガキーの操作で遅延時間の違う波形を出力できます。