株式会社エヌエフ回路設計ブロック
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フィルタ

マルチファンクションフィルタ

3611

テクニカルガイド

ローパスフィルタ(LPF)の最大平坦型(MF)と位相直線型(PL) 

  • 最大平坦型(MF:Max Flat)

振幅特性を重視したフィルタ。

通過域の特性が平坦であり、減衰域では単調に減衰します。

最も一般的で使いやすい特性です。

 

  • 位相直線型(PL:Phase Linear)

ローパスフィルタを通過したときの波形のひずみ(位相ひずみ)が最も小さいフィルタ。

遮断周波数付近の特性は最大平坦に比べてゆるやかになります。

波形を重視する用途に使用します。

 

図1

 

振幅周波数特性の比較 (24dB/oct)

     

遮断周波数(fc:cutoff frequency) 

ローパスフィルタ・ハイパスフィルタでの、信号の通過域と減衰域の境界となる周波数が遮断周波数(fc)です。通過域から減衰域へは連続的に移行しますので、通常は信号の通過利得が通過域から3dB下がった(振幅が約30%減衰する)点の周波数で定義されています。ただし、ローパスフィルタ(LPF)の位相直線(PL)では、位相が-180°のところで、遮断周波数を規定しています。したがって、遮断周波数での通過利得は、3dBではなく8.4dB下がった点になります。(24dB/oct)
 

減衰傾度

通過域と減衰域の境界付近に於ける減衰特性を表すのが減衰傾度です。
フィルタの“切れ味”を示すものと言うこともできます。通常は周波数特性の傾きで表現され、dB/octの単位を用いますが、これは周波数が2倍(または1/2 )になったときの減衰の大きさを表しています。
3611では、24dB/oct の減衰傾度となりますので、周波数が2倍(LPF時)になると、24dB(信号の大きさが約1/16 倍)減衰する傾きになります。