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Tips
すべての物理現象は音響を伴います。例えば、金属材料の結晶格子が一つずれるようなミクロの変化でもAEが発生します。しかし、AEは常に観測できるかというと、必ずしもそうではありません。うまく観測できない典型的な要因が二つあります。
- 発生源からセンサまでの間にAE波が減衰してしまう。
特に高い周波数は早く減衰します。岩石やコンクリート等、比較的広い距離範囲の測定に低い周波数が用いられるのはこのためです。AE発生源のすぐ近くにセンサを置くことができれば、高周波検出の可能性は高くなります。
雑音には電気的雑音とセンサの入力に振動として入る機械的雑音があり、特に後者は低周波領域のAEで問題になります。
AE法が使えるかどうかは上記の要因二つにかかっています。適正な測定のためには、周波数特性の異なる複数のセンサで測定し、AE波に対する感度が高く、バックグラウンド雑音に対する感度が低い最適周波数を見つけることです。
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