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使ってみてレポート:【第4弾】自動測定

Megu

皆さんこんにちは。ZGA使ってみてレポートの第4弾は、自動測定についてです。ZGAには、測定を簡単にする自動測定の機能がついています。その自動測定の使い方をお伝えしたいと思います。

自動測定とは

ZGA5920 は測定結果のデータをすべて保存するようになっています。すべて保存するので、うっかり電源を切ってしまってデータが消えてしまうということはありません。この測定したデータをすべて保存する機能をもっと便利にするのが自動測定です。

自動測定は、あらかじめ設定した条件にしたがって、パラメータを変化させながら、何度も測定を繰り返す機能です。データはすべて保存されるので、一度測定を始めたら、すべての測定が終わるまで ZGA5920 のそばにいる必要はありません。測定がすべて終了した頃に戻ってきて、保存されているデータの整理をすればよいのです。低周波での計測など、1回の測定に時間がかかる測定のときにとても便利です。

自動測定の設定

自動測定を行うには、まず設定が必要です。画面下の「自動測定」ボタンを押すと、「自動測定条件設定パレット」が表示されます。自動測定の設定は、このパレットで行います。

自動測定の設定 # 

自動測定条件設定パレット
# 

 自動測定条件設定パレットには、大きく3つの設定エリアがあります。一番左の「開始設定」は、繰り返しの第1回目の設定です。

  • 測定信号出力
    測定を開始するときに測定信号出力を ON にするかどうかどうかを指定します。ON にする設定をしないときには、自動測定を始める前に、手動で測定信号出力を ON にしておく必要があります。
  • 周波数、AC振幅、DCバイアス
    それぞれの初期値を設定します。 測定が周波数スイープの時は、周波数の設定は使われません。同様に、AC振幅、DCバイアスの設定も、そのパラメータがスイープ対象になっているときには、使われません。

真ん中の「繰返設定」では、各繰返し測定での変化量を設定します。

  • 繰返回数
    測定を繰り返す回数を設定します。最初の測定は繰返回数に含まれないので、3と設定したときは、4回測定されます。
  • ステップ
    周波数、AC振幅、DCバイアスの変化量を設定します。スイープ対象になっている設定パラメータは使われません。繰り返すたびに、ここで指定した値が加算されながら測定を行います。値を下げながら測定するときは、マイナスの値を設定します。 通常の測定では、変化させるパラメータは1つのみです。変化させるパラメータ以外には0を入力してください。
  • グラフの重描き
    グラフの重描きを有効にすると、測定したデータがすべて同時にグラフに表示されます。非常に回数の多い測定をするときなど、有効にしないという選択にしたほうがよい場合があります。

一番右の「終了設定」では、繰り返し測定が終了した後の装置の状態を指定します。測定信号の出力を止めたいときには、「測定信号出力」を OFF に設定してください。この設定は、測定には影響しません。

全ての設定が終了したら「登録」を押して設定状態を保存します。自動測定条件設定パレットを閉じるには、このパレットを開いた時に使用した、画面下の「自動測定」ボタンを押します。

自動測定の実行

自動測定は、通常の測定と同じように「測定」ボタンを押すと始まります。画面上部のメッセージエリアに、経過を示すバーが表示されるまでは、通常の測定と同じですが、1回目の測定が終わると、また最初から次の測定に入ります。繰返しの回数は "2/6" (6回目の測定のうちの2回目) のように表示されますので、終了までのおよその時間を知ることができます。

自動実行で測定した結果のデータは、順次記録されていって、画面左下の「データ」エリアの「測定」タブの中に表示されます。自動測定が終了した後、データエリアのデータを選択すると、それぞれの測定結果を見ることができます。

Auto-M3

自動測定の設定で、「グラフ重描き」を有効にしていたときは、測定終了後に、測定結果すべてを重ね描きしたグラフが表示されます。


測定結果すべてを重ね描きしたグラフ

▲画像をクリックすると拡大します。

「グラフ詳細」をクリックすると、グラフ詳細パレットが表示されて、種々のグラフを見ることができます。

重ね描きを終了するには、自動測定条件パレットを開いて、繰返回数を0設定し、「登録」ボタンを押してください。


グラフ詳細パレット

▲画像をクリックすると拡大します。

おわりに

今回は、自動測定について説明しました。測定の中には、どうしても時間がかかってしまう測定があります。そのような測定を何度も繰り返し実行すると、待ち時間やパラメータの設定変更の時間など、時間が有効に使えません。また手動でパラメータを変えるとどうしてもミスが出てしまいます。自動測定は、繰返し測定を効率的にミスなく行える機能だと思います。

自動測定には別の使い方もあります。ある測定をするときに、特定のパラメータ以外に少し変化させたパラメータで測定してみたいということがあります。もし、パラメータの値3種類で測定するとなると、3倍の時間がかかります。自動測定でも実際にかかる時間は大きくは変わりませんが、装置の前にいる必要がないので、その時間を利用してほかの作業ができます。複数のパラメータで測定してみて、結果を比較すると、違った発見があるかもしれません。

 

 


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